八天堂の担当者が語る〜くりーむパン品質管理の進化!日本細菌検査が担う役割とは? 

今回の動画はBACcTチャンネル日本細菌検査の野﨑が株式会社八天堂の品質保証部の係長代理の大谷知弘さんにインタビュー形式で日本細菌検査の担う役割を紹介します。 

日本細菌検査の自主検査キット(BACcT)を導入するきっかけや解消された課題を話していただくところから、実際にBACcTを利用している検査室まで見せてもらいます。

動画は主に7つの内容で構成されています 。

  • 自主検査導入のきっかけ 
  • 日本細菌検査を選んだ理由 
  • 八天堂が導入した商品 
  • 自主検査を導入して解消された課題 
  • 自主検査導入によるメリット
  • 食品衛生に関する今後の取り組み 
  • 検査室の見学

では順番に見ていきましょう。 

自主検査導入のきっかけ

安心安全なお品をお届けしたいという思いがきっかけです。 

というのもくりーむパンを広島から全国にお届けしなければいけません。そのため自主検査が必要になってきました。従来の検査は時間を要していたのです。 たとえば、外注化したり、食感は食べたりして確認しなくてはいけませんでした。 チルド商品を扱っているので迅速な菌検査や情報が必要になってきます。 
くりーむパンはリードタイムの短い生もののため、検査件数も含めて、より速く対応できるものを探していたのです。 

そこで八天堂は経営判断として日本細菌検査のBACcT(検査キット一式)を導入しました。よって検査件数を増やし、迅速な検査を行うことができたのです。 

本細菌検査を選んだ理由

理由は2つあります。 

1つ目はBACcT(自主検査キット)を持たれていることです。2つ目は広島県にも営業所があって導入する時のサポートであったり検査結果に対してのアプローチであったり教えてもらえることです。 

たとえば、現場に一緒に入ってもらい「こうした方がいいんじゃないか。」という対策の提案をしていただけます。また検査の反応が出た場合にアフターフォローをしてもらえるのです。 

よってBACcTがあることとコンサルティングしていただけることが選んだ理由になります。 

日本細菌検査は、BACcTを販売するだけでなく、食品衛生コンサルタントである営業担当が実際に現場に入って食品衛生のアドバイスを行います。大谷さんは「長年付き合っていただいているため、状況も把握してくれているので、八天堂に沿った対策の立案もしていただけるのが大変為になっています。」と現場の声を届けて下さいました。 

八天堂が導入した商品

自主検査する一式ではありますが、デリューションウォーター(希釈液)、バクットチョップ、ホモジバック(検査するものと液体をまぜるもの)や微生物検査をするにあたってのプレートあとはふき取り検査としてSWABチェックスターという商品も使用しています。 

自主検査キット(BACcT)を利用する場面 

具体的には、日々製造している商品の微生物検査の使用がメインです。製造する環境のモニタリングをするためにもSWABチェックスターを利用して現場のふき取り検査も行っています。実際には、その日製造した商品がすべて問題ないか確認するために、すべてのラインナップで微生物検査は実施しています。ふき取り検査に関しては、重要度の高いものを毎日ふき取り検査(製造の環境をチェックする)をしています。安心安全のために毎日コツコツと地道にやっています。 

自主検査を導入して解消された課題

自社商品に問題がないことで自信をもって出すことができました。 

というのも現場にどういった危険があるのか洗い出すことによって、危険な部分を撲滅することができたからです。 微生物の検査も従前と比べると自主検査をすることで商品のに問題にもう悩まされることはありません。よって自信もって出すことができます。食品を扱う企業には、とても大切なことです。 

結果的に安心安全であることを対外的に発信することができるようになりました。 

自主検査導入によるメリット

メリットは2つあります。 

  • 食品のロスを改善することができた
  • 仕組みで運営していく中で食品衛生の知見が深まった

1つ目の食品ロスに関しては食味など検査で問題があったものを廃棄していました。自主検査を行うことで現場の環境を改善することに繋がりロスを削減できたのです。 

2つ目は現場の方も製造において分からないこともあるので、日本細菌検査に知見をいただきそれを現場に普及していくことで製造の底上げができました。 

食品衛生に関する今後の取り組み

さらなる衛生環境の強化です。 

たとえば、品質管理室の新設を控えています。今後製造個数が増えていくことで、それに対応できるような機器であったり備品の導入であったり、より安心安全を突き詰めていく中で理化学的な試験ができるような機器の導入を考えています。日本細菌検査や外部との繋がりでレベルの底上げをしていく必要があります。 

つまり品質管理室を立ち上げて品質の維持管理に力を入れていくのです。 

大谷さんから話を聞いている日本細菌検査の野﨑にとって森光社長も話されていたことが現場に根付いていると判断できた瞬間でした。 

検査室の見学

今回は広島県のみはら臨空工場の見学内容になります。検査室の内部には日本細菌検査の商品がたくさん置かれていました。 

検査の行い方 

検査は基本的にBACcTのクリーンブースを使います。商品をホモジバッグの中に入れてデリューションウォーターを用いてすりつぶします。すりつぶしたものはピペットを用いてプレートに接種していきます。 

具体的な手順で言うと、まず食べ物をプレートの上ですり潰します。

次にホモジバッグにデリューションウォーターを入れてすり潰した食べ物と混ぜます。

それからピペットで吸いっとってペトリフィルムに垂らします。

インキュベーター(35℃で培養)で菌を増殖させてどの様な菌がどのくらいいるのか検査をします。

これで食べ物にどのくらい菌がいるのか把握できます。多い日には検査担当者が1日で40~50検体を行います。 

BACcTを採用すると誰でも迅速かつ正確に検査をしていただけます。寒天培地とは違ってマニュアルがあれば誰でも簡単にできるような商品になっているのです。つまり教えたらその日のうちにできてしまうのです。 

今回は、八天堂が現在どういった自主検査を行っているか、またどんな器材を利用しているのか分かったと思います。あなたの会社でもBACcTを導入してみてはいかがでしょうか?導入したその日から自主検査が可能になります。 

今回の動画はこちらです。

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