【2秒でクリーム充填?!】 八天堂のくりーむパンができるまで 

【2秒でクリーム充填?!】 八天堂のくりーむパンができるまで 

今回の動画はBACcTチャンネル日本細菌検査の野﨑が株式会社八天堂の品質保証部の係長代理の大谷知弘さんにインタビュー形式で八天堂を代表するくりーむパンができるまでの過程に迫ります。 

2秒でくりーむが充填?!クリームをパンに入れる瞬間も含めて、実際に工場の中に入らせてもらい、生産する工程を見せていただきます。 

動画は主に5つの内容で構成されています。

  • くりーむパン製造の流れ
  • カスターラインを見学
  • クリームラインを見学
  • 包装ラインを見学
  • 成型ラインを見学

では順番に見てきましょう。 

くりーむパン製造の流れ

商品が完成するまで①~④の工程が必要です。工程の手順は下記の通りです。 

  1. 成型ライン 
  2. カスターライン 
  3. クリームライン 
  4. 包装ライン 

①成型ライン

パンをこねて鉄板に並べてく作業です。並べ終えるとホイロで発酵させて焼いていきます。 ホイロとはオーブンで焼き上げる前の最終発酵のことをいいます。 

➁カスターライン 

卵、牛乳や小麦粉を混ぜ合わせて基本のベースとなるカスタードを作っているラインになります。ここでは、1回に約6kgの量のカスタードを直火焚きしています。 

③クリームライン 

カスターラインで作ったカスタードを素にして、いろいろなフレーバーのクリームを作っていきます。たとえば、ホイップにカスタード、チョコレート、抹茶の粉などを混ぜて各種スイーツパンのクリームを製造しているところです。 

④包装ライン 

成型ラインで作ったパン、クリームラインで作ったクリームをパンの中に充填していくところです。充填を終えたら包装をしていきます。一つひとつの商品を全て手で包んでいます。 

カスターラインを見学

Screenshot

こちらで牛乳や小麦粉を計量します。 

次にカスタードクッカーでカスタードを作っていきます。製造量も多いので1日に何回もこの機械を回しています。1回に45kg作ります。 

それから鉄板に流して小分けして冷やしていきます。 

冷やすことの必要性は卵を使っているからです。菌の繁殖しやすい温度帯を素早く通過しなければいけません。 というのも菌が増殖してしまう可能性が出てくるからです。 

カスタードを冷やすには、急速冷却冷蔵庫を利用します。これで菌の繁殖しやすい温度帯を一気に通過して冷却します。 このように、おいしさの裏側には安心安全への取り組みがたくさん成されているのです。 

手間暇がかけられて八天堂のくりーむパンが出来上がっていることが分かります。 

クリームラインを見学

こちらでホイップを立てます。

ここでは先ほどのカスターラインで作ったカスタードと混ぜ合わせて色んなクリームを作っています。どうしてこのような食感になっているのかわかっていただけると思います。

包装ラインを見学

工程の中で最終のラインとなります。ここではくりーむパンが1個あたり2秒で作製されています。 

成型ラインで焼成したパンにクリームを充填していくのです。慣れた人であれば、片手にパンを持ち、もう一方で注入していけます。クリームは注射針のようなノズルから注入します。

普通のクリームパンは焼きこみのときにカスタードを入れるのでパンの中に空洞ができることがあります。 

それに対して八天堂は焼成したパンにクリームを充填していくのでクリームがぎっしり入った商品に仕上がります。あとから充填することでクリームの水分がパンに移行します。 

よってしっとりとした食感のくりーむパンが完成するのです。 

詳しくは「くりーむパンの八天堂〜品質へのこだわりとくりーむパン誕生秘話」をご覧ください。 

成型ラインを見学

工程としては最初の工程になります。ここはパンを焼くラインです。 

まずは粉を大きなミキサーで混ぜ合わせることによって生地を作ります。その生地を寝かせることによって、ふんわりとした食感になります。

次に、自動分割機を利用します。寝かしたものを自動分割機に投入することで大きな生地がパン1個分のサイズに分割されるのです。分割された際のパン1つのサイズは小さく、醗酵室にいれることによって八天堂のパンの大きさまで膨らんでいくのです。

薄力粉と強力粉が絶妙なバランスで組み合わされている生地になります。パンは基本強力粉で作られているのに対して、ショートケーキなどは薄力粉でできています。 

この絶妙なバランスをとることで八天堂の独特の”なめらか”食感が出せているのです。 

1個あたりになったものを鉄板にきれにならべていった後に醗酵室に入れます。発酵したものは既定の大きさになったら出してオーブンで焼いていきます。焼いたものを包装ラインに送ってパンにクリームを注入するという流れになっています。

八天堂は、食品工場であるので安心安全な商品が製造できるような製造工程・マニュアル・ルールのもとに製造しています。これによって日々安心安全な商品が届けられるように社員・スタッフ・製造メンバー含めて製造しているのです。 

日本細菌検査の野﨑は「製造工場の内側を視聴者に見せることができるということは、しっかり正しい取り組みをしていることの裏付けが取れている証拠です。」とまとめています。 

安心安全を提供するために、八天堂がどれだけ手間暇をかけているのか、ぜひご覧ください。日本細菌検査のBACcTが、あなたの工場内も守ります。 

今回の動画はこちらです。

次回の記事はこちらです。
【石鍋の半熟ハヤシオムライスが絶品】八天堂ビレッジを散策してみた【体験型食のテーマパーク】