
今回の動画はBACcTチャンネル日本細菌検査の野﨑がエスフーズの品質保証室長の田中恭子さんにインタビュー形式で現場が抱えていた食品衛生の課題に迫ります。
前回は、エスフーズの品質保証以外の強みに迫った内容でしたが、今回は、現場の責任者である田中さんから衛生管理や日本細菌検査を選んだ理由などを伝えてもらいます。
動画は主に6つの内容で構成されています。
① エスフーズが抱えていた食品衛生の課題
② 日本細菌検査を選んだ理由
③ BACcTの導入理由とその他のツール
④ BACcTが活躍する場面について
⑤ BACcT導入によって解決した課題
⑥ エスフーズにおける食品衛生の今後の展望
では順番に見ていきましょう。
①エスフーズが抱えていた食品衛生の課題

品質管理レベルの差がとても大きかった。
というのも品質管理部門がある事業所とない事業所があるからです。
例えば、エスフーズは、大規模な工場から5人以下の小規模な工場まで多岐にわたる工場があります。また事業所は、北海道から熊本まで点在しています。そんな中で、品質管理レベルをどう合わせていくのか、どう指導していくのか?最初から何に取り組んでいくべきなのか事業所ごとに考える必要があったのです。
また本社の品質管理室の人数は、とても少ないので、どこの事業所を優先的に指導していくのかということを決めることがすごく大変でした。品質管理室の人数が3名に対して40個の工場を回っていかなければいけなかったのです。
よって、品質管理のレベルを揃える必要があったのです。
②日本細菌検査を選んだ理由

清掃に関して、現場の問題点や現場に合った清掃に関する助言をいただけるからです。というのもエスフーズは、食品衛生の基本である清掃が完璧にできていなかったのです。
例えば、現場に応じて使っている機械が違っていたり、衛生の状況が違っていたりするので、そこの事業所で何ができるのかを考えてもらいました。
清掃というのは、食品衛生の一番基本の部分になります。弊社は、その辺りからきめ細かにサポートいたします。
よってエスフーズは清掃の質を高めることができたのです。
③BACcTの導入理由とその他のツール

細菌検査を行っていく上で、BACcTは非常に便利なものです。
というのも器具とか機器が全部セットになっているからです。
たとえば、セットを購入すると消耗品だけ買えば、そのまま納品後に検査を行うことができます。BACcTは誰でも簡単にその日から食品の微生物検査ができるのです。BACcT以外にはATPの検査機器を使っています。品質監査で使用しているのです。特に手洗い検査の実施のために、ふき取り検査を行っています。というのも手洗いは食品衛生の基本だと考えるからです。
品質監査においてはとくに手洗いの検査実施のために、ふき取り検査を行います。10秒で、特に外国人の技能実習生や留学生のような方々に手洗いができているかできていないかを明確に示すことができます。
よって伝えやすい手段だなと判断しました。
④BACcTが活躍する場面について

BACcTを導入している所は一般的な製品検査を行っています。それ以外にもクレーム品の検査や日持ち検査も行っています。
たとえば、クレームの種類にもよりますが、何が原因でどのような結果になっているのかを早くお客様にお伝えする必要があります。
よって、BACcTは、すぐに結果を伝えることができるので便利です。また日持ち検査については、実際にどのくらい食品が持つか、一定の期間で検査をしてみて菌の反応を見ます。さらに、お客様に納品した後に使用するまでの間に菌が増えていないのか問題がないのとかそういったことを見てほしいという依頼も受けるので行っています。
結果的に、データの裏付けがあるので安心安全にお客様に商品を届けることができます。
⑤BACcT導入によって解決した課題

工場でふき取り検査を行っていくと清掃が出来ていない箇所があることに気が付きます。
問題が発生すると解決するための対策をとっていかなければいけません。
そういったときにもBACcTが役に立ちます。というのも検査結果を早く手に入れることができるからです。外部に検査を出すのではなくて、自主検査が一番早いし確実です。
たとえば、BACcTの導入によって、清掃に問題を抱える事業所の品質監査で入ったときに非常にきれいになっていました。また工場の現場担当者からは、金属類の光沢が戻って、きれいになったという声も上がりました。
よってBACcT導入を提案いただいて良かったなと思っていると田中さんは、話して下さいました。検査工程を厳しくすることによって検査意識は高まります。品質管理はきっちりやっていかないといけません。それが従業員の方々に芽生えていくのです。きれいにすることは重要です。あなたの企業でもBACcTのご利用を検討してみてはいかがでしょうか。
⑥エスフーズにおける食品衛生の今後の展望

さらに高いレベルでの衛生管理を実施していくためには、第三者認証みたいなものを活用していくことが有効な手段だと考えているようです。特に和牛を取り扱っているミートセンターにおいては、JFS-B*規格を取得して美味しい和牛をお客様にお届けできたらなと田中さんが明かしてくれました。
このように牛肉における輸出のトップを走るエスフーズは、今でも高いレベルで食品衛生を行っていますが、さらに高いレベルを目指していくのです。
*JFS-B…製造者などの組織が安全な食品を製造するために取組を向上させる目的のために使用することができる規格です。その取組を内部監査者や外部の評価者が検証・評価するためにも使用することができます。 |
いかがだったでしょうか?エスフーズの現場担当者の田中さんの話にもあるように、品質管理レベルの違いがある企業も国内にも多いことでしょう。それを一瞬で解決できるのがBACcTです。導入いただいた、すぐその日から活用いただけます。あなたの商品が一人でも多くのお客様に届くような仕組を弊社はサポートします。BACcTのご依頼、ご検討はこちらから。
今回の動画はこちらです。