
今回の動画はBACcTチャンネル日本細菌検査の富士物産の社長であるトウサック路子さんにインタビュー形式で食品衛生について迫ります。
今回は、食品衛生管理の責任者として食品衛生のプロフェッショナルである社長の話を聞いて富士物産のビジネスに触れていきます。全国に食事を提供している企業が、安心安全な食べ物を届けるために、どんなことを意識しているのかにも注目です。
動画は主に4つの内容で構成されています。
① ビジネスの概要
② お客様のニーズを引き出すための工夫
③ トウサック社長の経歴
④ 帰国・富士物産入社
では順番に見ていきましょう。
①ビジネスの概要

結婚式場やホテルの宴会向けの手作り料理を提供しています。
というのもホテルはキッチンの人手不足など、いろいろな課題を抱えているのが現状です。たとえば、結婚式場で提供される豪華な料理は、シェフが料理を提供しなければいけません。ただ人手がないので、そこを一部担う形のサービスを行っているのです。
つまり、料理長の思うようなレシピをそのまま形にしてお届けするといったビジネスになります。45年間もこの世界で頑張っている企業になります。
ガストロノミーにかける想いとは

直訳すると美食みたいな言葉になります。
というのもフランス料理をベースとしており、単純に安くて、たくさん作ればよいという考えとは違います。心を込めて見た目にも安全にも安心した料理を出すということが使命です。
つまり食べるだけでなく作るところから始めていきたいと考えているのです。
いきなり美しいものが出来たわけでなく、現場の意見も取り入れながらパートナーシップを深めていく中で現在に至ります。特に力を入れていたのが、お客様からのヒアリングの結果です。そこから形にしてきたのです。
②お客様のニーズを引き出すための工夫

日頃の信頼関係の構築はとても大事にしています。
理由は食品を扱っているからです。ましてや結婚式やホテルの食事というのは、口にする人にとって、頻度が高くありません。それを料理長やシェフの方が我々に一部サポートを求めるわけですから、関係性がしっかり築けていなければいけません。
よって必要な時に弊社の営業が出向いて、具体的な話を聞くなどして信頼関係を築いています。
③トウサック社長の経歴

トウサック社長は、高校生の時から留学をされていました。
というのも単純に周囲の人と違うことをやってみたいなと考えておられたのです。
そんな時にお父様が仕事の関係で、たまたまカナダと関わりを持っていたので、「1年くらい留学をしてみるか?」と言われたことがきっかけでした。そこからまた1年、さらに1年と伸ばしていくことで、最終的にはアメリカの方にも行って就職もして、いろんな社会経験もされました。結果中学校を出てから、14~15年海外で過ごされたのです。
その間にキャサリン・ギブス・スクールホテル・レストランマネジメントに通われました。ホテルのホスピタリティ(おもてなし)の学校になります。それ以降、ニューヨークのアルゴンキン・ホテルやプラザホテルでフロントスタッフやVIPマネージャーとして勤務されました。こうしてホテルのマネジメントを磨かれていったのです。この時に出会った、フランス人のシェフの方とご結婚されました。この結果、日本に戻って来られたのです。
④帰国・富士物産入社

「最初は、自分を出していくことは控えていました。」とトウサック社長は話して下さいました。
というのもこれまでカナダ・アメリカで過ごしていたため、日本の働き方のズレに気が付いたのです。たとえば、日本の年功序列であったり、上の人をリスペクトしたりという雰囲気がお父様の会社とはいえあったようです。
よって、自分を出さずに活動していたため、ストレスを感じたようです。
いかがだったでしょうか?今回は、ビジネスの概要、お客様のニーズを引き出すための工夫、社長の経歴や帰国後富士物産に入社してからの様子まで、門外不出の内容になっていたことだと思います。
次回は、ニューヨークでホスピタリティを学んだ異色の経歴を持つトウサック路子社長がなぜHACCPを導入することができたのか?さらに富士物産の魅力に迫る内容になっております。
今回の動画はこちらです。
次の記事はこちら
【美しい料理を生み出す企業】日本のHACCPのパイオニアに導入の経緯や食品衛生にかける想いを聞いてみました【富士物産/第2回】