今回の動画はBACcTチャンネル日本細菌検査の野﨑がエスフーズの品質管理室の担当をしている藤井さんにインタビュー形式で現場に迫ります。
前回は、エスフーズの社会貢献についてコロナ禍を経た現在、どのように商品展開を行っているのか？お伝えしました。今回は、エスフーズを支える検査室の中を伝えます。BACcTがどういった場面で利用されているのかにも注目です。
では早速見ていきましょう。
検査室を見学
検査室の中には、エスフーズが品質管理を行う上で必要な機器が揃っており、条件によって機器の使い分けをしているのです。
検査室に入るまで
品質管理室の検査室を見せていただきます。
まずは前室です。検査が始まるまで検体*など保存する冷蔵庫があります。
*検体…検査の際に採取される食品や原材料などを指します。
冷蔵庫は、検体を保存するには5℃以下という基準があり4℃に保たれています。また冷蔵庫以外にも冷凍庫もあり、必要に応じて、冷凍庫も利用します。
検査室に入ると
色んな理化学機器があります。 まずは作業台です。ここでは、前室から持ってきた検体を細断します。
検査では、決まった重さの検体を採取する必要があるので、そのため予め細断する必要がありま
オートクレーブとは高圧蒸気滅菌機とも言います。
一般的には121℃で15分間滅菌を行います。作った培地や使用後の培地などを滅菌する機器です。
オートクレーブは、いろいろな容量の機器があります。BACcTのオートクレーブは省スペース型ですので、置く場所を取りません。
その横に置いてあるのが、クリーンブースです。
また横にあるのが培養器です。設定された温度で決められた庫内に培地を入れ一定時間培養する時に活用する機器になります。
インキュベーターも庫内の大きさ違いでもたくさんの種類があります。
培地の培養時間や温度によって使い分けています。
培地の種類によって培養時間や温度が違います。インキュベーターの使い分けは、調べたい菌の発育する温度で決まります。
BACcTのローラーマッシャーは、細かくした検体と滅菌水を混ぜあわせます。
こちらの冷蔵庫では、培地が一定の温度で保管されています。
エスフーズは品質を担保するために、設備投資をして色々な理化学機器を揃えています。検査を行う人も3～４名体制で毎日検査を行っています。
毎日こういった地道な検査を積み重ねて、その結果海外へ輸出するようなブランドの和牛が生み出されているのです。
いかがだったでしょうか？
年商約4,000億円を誇る、食肉業界の最先端を走るエスフーズグループの品質保証にかける想いが伝わったと思います。BACcTはエスフーズグループの衛生管理の一翼を担っております。
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