今回の動画はBACcTチャンネル日本細菌検査の野﨑が経営企画部の李博士にインタビュー形式で中小食品メーカーが抱える4つの課題を解決するために日本細菌検査ができることに迫ります。
前回アンケート調査で分かった中小食品メーカーの微生物検査の現状と課題ということで4つにまとめさせていただきました。本編はその課題について弊社がどのような価値提供を行えるのか話している内容になっています。
動画は主に5つの内容で構成されています 。
① BACcTで自主検査コストの削減
② BACcTで検査結果の不安を解消
③ BACcTで知識習得の負担を減らす
④ 食品細菌検査についてより良い相談先
⑤ 李博士が考える食品の細菌検査の将来像
では順番に見ていきましょう。
①BACcTで自主検査コストの削減
コストの問題から検査室や人員の確保が難しいことに対して日本細菌検査はどのような価値提供を行えるのか。
弊社は微生物検査キット BACcTシリーズを提供しております。
BACcTは初心者でも簡単に検査に取り組めるように開発された検査キットです。
たとえば検査室が狭かったり、検査室がない場合は部屋の隅を利用したり、検査をするための人員を確保したりすることが、とても難しかったりしますよね。
それに対して BACcTは検査室の現状に合わせて3つのセットで構成されているのです。つまり検査室の現状を踏まえて、セットの中から選んで導入できます。
また検査経験がない人が、誰でもすぐに簡単に取り組めるようになっています。
自主検査を取り組むうえで問題になっているコスト問題、検査室のスペースや検査をする人員問題を解決することができます。
狭いスペースでも簡単に微生物検査が実施できます。BACcTシリーズにご関心がある方は弊社のホームページに詳しい説明が掲載されておりますので是非ご覧ください。
https://nipponbacterialtest.co.jp/product/series/
②BACcTで検査結果の不安を解消
BACcTは初心者の方でもわかるように検査結果を判定するための解説書もついています。それでもまだ自分の検査方法が正しいかどうか不安を感じていらっしゃる方も居られるのです。
これらを解決する方法は2つあります。
- 食品微生物検査技能試験を受けること
- 受託検査を受けること
1つ目の食品微生物検査技能試験は、自分がやっている自主検査の精度を検証できるサービスです。毎年3回行っています。
この結果から自社の自主検査が適合しているのか判断することができます。
たとえば、試験結果が不適合であれば、どこが悪かったか分かるようになります。またその改善点を修正して次回は検査を行うことができます。
2つ目は弊社食品科学研究所での検査です。弊社は食品科学研究所を社内にもっています。ここでは、専門家が微生物検査を行っています。
自主検査したいけど、どうしても人員や時間が足りない企業のために弊社は受託による検査サービス※を提供しているのです。なかなか自主検査では実施できない食中毒菌の検査なども実施できます。
※2024年12月から、提携検査機関での検査サービスを提供中
これらのサービスを通して少しでもお客様の不安や疑問を解消できるのではないかと考えています。
食品衛生の質を高めていくためには、自主検査の浸透が大切だという考えのもと、誰でも簡単に迅速に検査ができるBACcTを開発してお客様へ提供しております。食品微生物技能試験や受託検査のサービスの提供、そして食品科学研究所での知見を加え、お客様の検査体制のフォローアップをしております。
③BACcTで知識習得の負担を減らす
微生物検査の知識を習得したいが機会がない人たちへの対策となります。
微生物検査の知識は幅広くて深いものです。検査をするには、微生物検査に対する基礎知識は必要になってきます。
たとえば、微生物の特徴や汚染はどのように防止すればよいのか?滅菌はどのように処理すればよいのか?など挙げられます。
つまり検査を行う上で様々な専門知識や経験が必要になってきます。ちょっとした間違いで正しい検査結果が得られないというのが微生物検査の難しいところです。
これらを解決するために弊社で開発が行われたのがBACcTシリーズになります。微生物検査に関する専門的な知識がなくても、正しい検査が開始できます。
これが弊社の知識習得の負担を減らすために提供できる価値になります。食品メーカーは製造した食品の安全性を確保したいわけです。それを簡単に誰でも行えるようになるのがBACcTになります。
お客様は検査に対する知識を習得もしたいわけですが、それは一つの手段にすぎません。本来の目的は正確な検査を実施して、製造した食品の安全性を確保することです。
④食品細菌検査についてより良い相談先
培地を含めた微生物検査用品を弊社は販売をしています。弊社はお客様と直接会って話すことがすごく多いのです。そのため営業は長年蓄積したノウハウからお客様の質問に答えたり相談相手になったりします。
また併設している食品科学研究所はより専門的な知見を提供できます。微生物検査を実施している専門家の立場からお客様の不安とか疑問を解消することが可能です。よって営業と食品科学研究所の2つの相乗効果でお客様に最適な微生物検査のサポートを行うことが実現できます。
食品メーカーの皆様には弊社のBACcTシリーズを知っていただいて、微生物検査の課題を一緒に解決していきたいと思っております。
⑤博士が考える食品の細菌検査(微生物検査)の将来像
国内の97%を占める中小の食品メーカーの皆様に対して提供をしたいこと、あるいは成し遂げたいことはありますか?と野﨑が李博士へ質問をしました。
それに対して『当然ですが、食品メーカーでの食品衛生管理について、消費者側は完璧であることを望んでおられます。ちょっとのミスで発生するというのが食中毒事故だと思います。食中毒事故をなくして食品衛生のレベルを上げるために、みなさん一人一人の衛生管理レベルを上げるしかありません。それが出来ないとどこかで食中毒事故が起こってしまいます。それが食品衛生管理の難しいところです。
弊社は、この長年のノウハウとさまざまなツールとサービスを通して食品メーカーの安心安全を保障のお手伝いをしたいと考えています。微生物検査の部分で、中小企業の皆様と一緒に課題を解決し、食品衛生のレベルを上げたいと思っています。』と答えてくれました。
李さんが食品衛生に強く関心を持ったきっかけは?とさらに野﨑が李博士に質問をしました。
それに対して『ニュースとかで食中毒事故の放送が流れています。食品衛生は、ちょっとしたミスで業界全体に響いてしまいます。他の業界よりもその影響がものすごく大きいというのを感じました。「何とかしてその影響をできるだけ小さくしたい!」「できることならゼロにしたい!」という考えを持っています。この目的を達成して食品衛生レベルを上げたいと思います。』と答えてくれました。
この考えは、弊社の経営理念“微生物由来の食中毒事故をなくしたい”と同じです。李博士にも経営理念がしっかりと浸透していることがよく分かりました。
いかがだったでしょうか?弊社の知名度はまだ高いとはいえません。しかし、多くの中小食品メーカーのみなさまがBACcTシリーズを利用し、そして弊社の提供するサービスを知っていただくことが97%の食品メーカーの未来を前進させるのです。
ぜひあなたの手にBACcTを‼
今回の動画はこちらです。