
今回の動画はBACcTチャンネル日本細菌検査の髙橋がマリンフード株式会社の長浜品質管理課の係長の柄崎さんにインタビュー形式で、弊社の商品であるSWAB-Proの活用について迫ります。
1957年創業のマリンフード株式会社様は、大阪府豊中市に本社を構え、長浜工場を含む全国4拠点で製造を行う食品メーカーです。チーズ・バター・マーガリンなど、多彩な商品を手がける同社は、業界でも高い品質と信頼を誇ります。
各工場では、国際的な食品安全マネジメント規格「FSSC22000」を取得しており、安心・安全な製品づくりに日々取り組まれています。衛生管理の徹底は、同社の品質保証の根幹を支える重要な要素です。そんなマリンフード様が、洗浄確認の現場で選んだのが「SWAB-Pro」でした。
動画は主に3つの内容で構成されています。
①SWAB-Pro導入企業「マリンフード株式会社様」
②SWAB-Pro使用で改善したこと
③SWAB-Pro活用例(製造工場)
では順番に見ていきましょう。
①SWAB-Pro導入企業「マリンフード株式会社様」

マリンフード株式会社では、2015年よりSWAB-Proを導入し、現在に至るまで約10年間、継続してご活用いただいています。導入の背景には、毎日の生産ライン洗浄後に「汚れ残りがないか」を確実に確認したいという現場ニーズがありました。
洗浄チェックツールとして複数社の製品を比較検証した結果、精度・操作性・現場適合性の観点から、弊社のSWAB-Proが選定されました。現在では、洗浄後の確認工程に欠かせない存在となっており、衛生管理の要として定着しています。
②SWAB-Pro使用で改善したこと

SWAB-Proは、検査後すぐに反応が出るため、洗浄の成否がその場で判明します。この即時性が、現場で働く従業員との情報共有と改善行動をスムーズにし、「気づき→対策→定着」のサイクルを加速させます。工場の衛生管理は、設備だけでなく“人”によって支えられています。だからこそ、洗浄後にリアルタイムで確認できる仕組みは、教育効果を高め、衛生意識の定着にもつながります。SWAB-Proの活用は、単なる検査ツールにとどまらず、現場力を育てる“教育ツール”としても機能しているのです。
SWAB-Proが採用された点は2つ

- 反応速度が速い
- コストの面で安価
1つ目は、多くの企業様が「すぐに結果が出るので、何度でも確認できる」と評価されています。再チェックが容易なため、洗浄精度のばらつきにも柔軟に対応できます。2つ目は、毎日のチェックを継続するには、コストの負担が重要です。SWAB-Proは低コストで長期使用が可能なため、マリンフード様では「毎日チェックする箇所」と「週1回の箇所」を使い分けながら、頻度の高い衛生管理を実現しています。
③SWAB-Pro活用例(製造工場)

マリンフード株式会社では、製造ラインの洗浄後にSWAB-Proを活用した拭き取り検査を実施しています。検査はチェックリストに基づいて行われ、各部品は分解・洗浄・殺菌の工程を経た後、SWAB-Proでの確認に進みます。特筆すべきは、凹凸の多い部品にも対応できる点です。たとえば、樹脂製のゴムのような複雑な形状の部品は、汚れが入り込みやすく、洗浄の難易度が高い箇所です。SWAB-Proは、こうした部品に対しても反応を示し、洗浄の成否を明確に判断できます。検査結果が不十分だった場合は、再洗浄→再チェックというサイクルを徹底。これにより、洗い残しによる微生物の増殖や異物混入のリスクを未然に防いでいます。「平面だけでなく、凹凸部品も対象にする」——この姿勢が、マリンフード株式会社の衛生管理レベルを支えています。
毎日の洗浄後に欠かさず拭き取り検査を行うことで、衛生管理の精度と信頼性が高まり、従業員の衛生意識の向上にもつながっています。
品質管理のご担当者様も、日々の業務に追われる中で「効率的かつ確実な衛生チェック」を求めているのではないでしょうか。そんな現場にこそ、SWAB-Proのような即時反応型の検査キットが力を発揮します。
洗浄後すぐに結果が分かることで、改善点の共有や教育がその場で行え、衛生管理の質が自然と高まっていきます。導入のハードルも低く、継続的な運用にも適しています。
安心・安全の第一歩は、衛生管理から。SWAB-Proは、その一歩を支える確かなツールです。

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