
今回の動画はBACcTチャンネル日本細菌検査の野﨑が株式会社のフリゴの代表取締役社長の西願さんにインタビュー形式で、フリゴの物流センター工場に迫ります。
フリゴは、咲洲物流センターに最新鋭の冷凍冷蔵設備を備えています。食の安心安全にこだわりぬいた最新鋭のセンター内の設備には衛生環境に関わる全ての方に必見の内容になっています。
動画は主に6つの内容で構成されています。
①デザイン性の高い食堂
②テストキッチン
③西願織物時代の作業着
④パウダールーム
⑤屋上ソーラーパネル
⑥自動倉庫
では順番に見ていきましょう。
①デザイン性の高い食堂

フリゴでは、センター建設前に若手社員からの意見を集め、職場環境の改善案を反映しました。
- カフェのような落ち着いた空間
- 見晴らしを確保するため天井を高く設計
- パレットを模したデザインで倉庫らしさも演出
- ペンダントライト・スポットライトを多用し、明るく開放的な雰囲気に
さらに注目すべきは、「社長のおごり自販機」。2人1組で社員証をかざすと、1日1回無料で飲み物が出てくる仕組みです。この様に、休憩時間に1人でスマホをいじるのではなく、社内に会話を誘発するような自動販売機が設置されているのです。
②テストキッチン

外から仕入れた新商品の状態確認のため、取引先が倉庫を訪れることがあります。 その際に活用されるのが、センター内に設けられたテストキッチンです。
ここでは、
- 実際に調理しながら商品の状態を確認
- 売り先を招いて試食・比較
- その場で商談を進めることも可能
という、品質確認とビジネスを一体化した空間になっています。
また、外部の目が入ることで、従業員にも自然と緊張感が生まれ、日常の衛生意識が底上げされる効果も期待できます。
③西願織物時代の作業着

3階には、フリゴの前身である「西願織物」の作業着が展示されています。繊維業から冷蔵倉庫・低温物流へと事業転換した背景には、“必要な変化は必要なタイミングで行う”という企業価値観があります。品質管理においても、「昔からこうだから」ではなく、変化を受け入れ、改善し続ける姿勢が品質を守ることにつながります。
この展示は、従業員にその精神を伝える象徴的な存在です。
④パウダールーム

女性従業員の要望を受け、手洗い場にパウダールームを設置。仕事終わりの身だしなみを整えられるスペースとして活用されています。衛生管理の現場では、
“働く人が気持ちよく使える環境”が、結果的に衛生レベルの維持につながる
という視点が欠かせません。
⑤屋上ソーラーパネル

関西電力の提案を受け、センター屋上にはソーラーパネルを設置。
発電した電力はすべて自家消費し、試算では年間使用電力の約20%を賄うとされています。冷凍倉庫は電力消費が大きい業態ですが、CO₂削減や電力コストの抑制は、 持続可能な品質管理体制の構築にも直結します。
⑥自動倉庫

自動倉庫は、−22℃で運用され、除湿も徹底。そのため、入室しても眼鏡が曇らないほどの乾燥環境が保たれています。
設備の特徴は以下の通り:
- パレットラックが2列ずつ整然と配置
- スタッカークレーンが前後に走行し自動で格納
- コンベアで搬送された荷物が空き棚へ自動収納
- 高さ22m、奥行き84mの大規模構造
人手で行えば膨大な時間がかかる作業を自動化することで、温度変動リスクの低減、作業者の負担軽減、誤出荷防止につながっています。
フリゴの取り組みからは、「働く人の環境づくりこそが品質管理の土台になる」という揺るぎない姿勢が伝わってきたのではないでしょうか。
食品の安全を守るためには、設備やルールだけでなく、人が最高のパフォーマンスを発揮できる環境を整えることが不可欠です。
今回の見学で得られた視点は、どの現場でも応用できるヒントになるはずです。
BACcTラボでは、皆さまの品質管理レベルの向上につながる“現場発の知恵”を、これからも継続して発信していきます。
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